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Channel: ソレドコ
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装丁、挿絵、文字組みも全てが美しい。ぜひ紙の本で手に取ってほしい伊坂幸太郎『楽園の楽園』など編集部が買ってよかった本

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ひと口に本といっても小説やエッセイ、ノンフィクション、ビジネス書、実用書などなど、いろいろありますが、お気に入りの一冊に出会えたときの喜びや充実した読後感は、本ならではの醍醐味ではないでしょうか。

日頃、たくさんの本を読んでいる編集部が、自腹で買ってよかった!と実感するおすすめの本を3冊紹介します。気になるものがあったら、チェックしてみてくださいね。

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『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』森岡毅

USJなどで活躍された敏腕マーケター、森岡毅さんが、自分の子どもに向けて、仕事に対する向き合い方やキャリア論、人生論を伝えるために書いた本。

「自分のやりたい仕事が分からないのは仕事の種類を知らないからではなく、自分を知らないから」など、平易ながらも本質的なメッセージにあふれており、全年代の社会人にオススメの一冊。仕事やキャリアで迷ったとき、悩んだときは定期的に読み返したい。

『世界音痴』穂村弘

本はいろいろ買いますが、大抵ピラっと読んで積読になってしまう(後で読んだり読まなかったりいろいろ)のですが、こちらの本はずーっと面白くて、積まれる隙もなく読み終えました。読み終わるのがもったいなくて、最後はペースを落としたくらいです。

何かと世間とずれてていろいろ下手な人間の、かわいそうな、ちょっとおもしろい、あーそれわかる、なエピソードが盛りだくさんです。

ちょうど季節の変わり目に服を失敗して、周りと違う格好をしてた電車の中で読み始めまして、開いたら「いつも半袖になるのが人より1日遅い」と書いてあって、今じゃん、って思いました。

あと、そもそもこの本、新品で買ったつもりが中古で、しかもカバーがない剥き出しの状態のものが届いてびっくりしたり。私そういう人生なので、なんかうふふって思えてよかった本です。

『楽園の楽園』伊坂幸太郎

いつも本は電子書籍で買っているのですが、間違えて紙の本を注文してしまった、けれどそれが結果とても良かった本です。装丁、挿絵、文字組みといったデザインが素晴らしく、手触りを感じながら読めてよかったなと思う物語でした。伊坂作品としては短くてサクッと読めます。


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