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レジン硬化用ライトのおすすめ9選! 選び方のポイントとレジンクラフト対応のライトを予算別に紹介

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レジンを使ったハンドメイド作品を作ってみたいけれど、何から始めればいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。

特に、レジン液を固めるために欠かせない硬化用ライトの「レジンライト(UVライト)」は種類が多く、「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いはずです。

しかし、ライトにはさまざまな種類があり、出力やサイズ、機能の違いも豊富。そこで本記事では、レジンライトの選び方からおすすめのライトを紹介します。

レジン液の種類

レジンライトを選ぶ前に、まずはレジン液の特徴を簡単に紹介します。

ハンドメイドアクセサリーなどに使われるレジンは一般的に液体タイプの合成樹脂のことを指し、この液体に特定の光(主に紫外線)を当てると、化学反応を起こして固まる、という性質を持っています。

そんなレジンを固める硬化用ライトですが、レジン液の種類によってはライトが不要な場合もあります。ハンドメイド作品で使われることの多い主なレジンとして「UVレジン」「LEDレジン」「エポキシレジン(2液性レジン) 」がありますが、硬化のためにライトを使うのは「UVレジン」「LEDレジン」になります。

  • UVレジン……紫外線(UVライト)を当てると固まります。太陽光でも固まりますが、時間がかかり不安定なため、通常はUVライトを使います。
  • LEDレジン……LEDライト(発光ダイオード)の光で固まります。硬化時間がUVレジンより短いのが特徴です。
  • エポキシレジン(2液性レジン)……主剤と硬化剤という2つの液体を正確に混ぜ合わせることで、化学反応により時間をかけて固めます。ライトは不要ですが硬化に1日〜数日かかり、扱いも難しいため、主に中級〜上級者向けのレジンです。

最近はUVライトでもLEDライトでも固まる「UV&LED対応」と書かれたレジン液も多く、主流になりつつあります。

レジンライト(硬化用ライト、レジンランプ)の選び方

硬化させるためのライト選びは、作品の仕上がりや作業効率を左右する重要なポイントです。

ここでは、ライト選びでチェックすべきポイントについて、それぞれ紹介していきます。

光源の種類

まず注目したいのが「光源の種類」。レジンライトの光源には大きく分けて「UVライト」「LEDライト」、そして「UV-LEDライト」の3種類があります。

先程も少し紹介した通り、ハンドメイドで使われるレジン液の主流としては、UVライトで固まるタイプと、LEDライトで固まるタイプ、そしてその両方で固まるタイプがあります。

「UVライト」の光源の種類は主に蛍光灯、「LEDライト」はLED(発光ダイオード)が光源になっていて、UVライトと比較するとLEDライトの方が硬化時間が短い傾向があります。これらのライトは、それぞれ特定の波長の紫外線を出すことで化学反応が起き、硬化する仕組みとなっています。

UV-LEDライトは、使用するレジン液の種類を選ばず、ほとんどのレジン液を硬化させられるため、これからレジンを使ったハンドメイドに挑戦してみたいという初心者の方は、「UV-LEDライト」がマルチに活躍するのでおすすめです。

出力(W数)

次に確認したいのが「出力(W数)」で、レジンの硬化時間にも影響します。6w程度のものから数百wのハイパワーのものまであり、基本的にはW数が大きいほどレジンの硬化がスピーディーとなるとされています。ただし、レジン液やライトの性能によっても変わるため、W数が大きいほど必ず硬化も早い、とはならない点は注意が必要です。

W数の大まかな傾向は、こんな感じです。

  • 6W~10W程度……ハンディタイプやコンパクトタイプに多いW数です。全体をしっかり硬化させるには時間がかかりがちなため、メインのライトとしては少しパワー不足かもしれません。
  • 24W~36W……据え置き型のエントリーモデルに多いW数です。一般的なレジンクラフトであれば、問題なく硬化できるパワーがあります。価格も手頃なものが多く、初心者の方が最初に選ぶのにおすすめの範囲です。
  • それ以上……よりスピーディーに硬化させたい方や、大きな作品、厚みのある作品を頻繁に作る方におすすめのハイパワーモデルです。注意点として、W数が高いモデルは照射中に熱を持ちやすい傾向があり、連続使用時には、ライト本体や作品が高温になることがあるため、火傷などに注意が必要です。

タイマー機能

レジンクラフト初心者にとってありがたい機能のひとつが「タイマー」です。ライトにはあらかじめ硬化時間を設定できるタイマーが搭載されているものがあり、30秒、60秒、90秒といったボタンを押すだけで自動で消灯してくれるモデルもあります。

この機能があれば、毎回時間を気にしながらライトをつける必要がなく、作業の効率がぐんとアップします。硬化しすぎる心配もなく、安心して作業に集中できるので、初心者には特に重宝されるポイントです。

サイズと形状

レジンライトには、卓上型の大きめなものから、片手で持てるコンパクトなハンディ型までさまざまな形があります。また、ジェルネイルにも硬化用ライト(UV-LED対応のものが多い)を使いますが、レジンクラフトにも対応しています。ただし、ネイルアートを想定した形状やデザインになっていることが多いため、ハンドメイドを目的とする場合はフィットしないこともあるため、レジンクラフトにも使えそうかをしっかり確認しましょう。

以下に代表的なライトの形状とその特徴を説明します。アクセサリーやキーホルダーなど、小物のレジンクラフトを作りたい場合は、ドーム型か折りたたみ型を中心に検討してみるのがおすすめです。

ドーム型(ボックス型・半球型)

内部全体を光で包み込むような構造になっており、レジン作品を中に入れて照射することで、均一な硬化が可能です。反射板が内蔵されていることが多く、効率よく光が回るため、厚みのあるレジン作品や複数の作品を同時に硬化させるのに向いています。台座が取り出せる引き出しタイプのものもあります。

ただ、製品によっては、ジェルネイルを想定し爪の形に合わせた台座が設けられているものもあり、レジンクラフト用のライトとしては使えないものも。ほかにも高さの制限がある場合、立体的なモールドが入らないこともあります。

折りたたみ型(トンネル型)

前後が開いているアーチ状のライトで、作業台の上にそのまま置いて使います。小型作品や薄型モールドの硬化に適しており、取り扱いも簡単です。開放的な構造で、作品の出し入れがしやすい一方で、ドーム型と比較するとやや照射にムラが出やすかったり、W数が低い傾向にあります。

ハンディタイプ(ペン型・小型手持ち)

手に持って使う小型のライトで、ピンポイントで照射したいときに適しています。主に仮硬化や細かいパーツの接着に使用されます。必要な場所にだけ照射できるため、細かい作業に最適。一方で広範囲を均一に硬化させるのには時間がかかるため、サブ的な使い方がおすすめです

なお、硬化用ライトを選ぶときは、作りたい作品のサイズや形状に合うかもチェックするようにしましょう。

価格

硬化用ライトは100円ショップでも小型のものが販売されています(300円のケースが多い)。ただし、これらはW数が低く、硬化に時間がかかる場合があります。本格的に始めたいのなら1,000円〜3,000円程度の中価格帯がバランスよくおすすめです。

おすすめのレジンライト9選

ここからは、Amazonや楽天市場などで買える、レジンを使ったハンドメイド作品作りにも相性のいい硬化用ライトを、予算別にピックアップしました。

【予算1,000円まで】

とにかく予算をかけずに始めたい! という方は1,000円以内で購入できるレジンライトでトライしてみるのがおすすめ。

Ailes(エール) UV-LEDライト

こちらのUV-LEDライトはコンパクトな手のひらサイズながら、タイマー機能もついています。折りたためるので持ち運びも便利。UV-LED対応タイプなので、レジン液の種類を選ばず使えます。レジンクラフトだけでなく、ジェルネイルにも対応。

Amazonでは参考価格1,399円となっていますが、999円で購入できるようです。

  • サイズ:7.5奥行き x 12.8幅 x 2.1高さ cm
  • 光源の種類:UV-LED対応
  • W数:36w
  • タイマー機能:あり
  • 電源:USB
  • kerata(ケラッタ) UV-LEDライト

    こちらもコンパクトながら高機能なレジン用硬化ライトです。UV・LEDに対応したハイブリッドタイプで、両方のレジン液に対応しています。

    折りたたみ式タイプ(スタンド型・トンネル型)で、あしを広げて使うだけでなく、折りたたむとハンディタイプとしても使える2wayタイプ。重さも50g程度と軽量で、持ち運びもしやすいです。

    レジンクラフトをする上で持っておくと便利なジェルマットもついているのがうれしいポイント。

  • サイズ:7奥行き x 13.7幅 x 5.5高さ cm
  • 光源の種類:UV-LED対応
  • W数:6w
  • タイマー機能:あり
  • 電源:USB
  • パジコ レジン ライト UV-LEDハンディライト3

    シンプルで使いやすいレジンライトです。折りたたむとマウスのようなハンディタイプとして使えて、さまざまな角度からLED(UV)レジンへの照射が可能。

  • サイズ:W132×H68×D19mm/スタンドの高さ:42m
  • 光源の種類:UV-LED対応
  • W数:6w
  • タイマー機能:あり
  • 電源:USB
  • なお、パジコのUV-LEDライトはワイドサイズ(W229mm)もあります。こちらは3,000円をオーバーしますが、複数のモールドを同時に照射可能です!

    【予算1,001円〜3,000円まで】

    せっかく買うならある程度いいものを選びたい! という方はこの価格帯から選んでみては。

    MYmama UV LED ワークライト 36W シリコンマット付き

    硬化中のちょっとした時間も続きの作業がしやすいよう、上部がフラットな天板になっているため、ライトの上に道具や材料を置いて、作業をしながら硬化させることもできます。天板の耐荷重量は500g以内となっています。

    やわらかなベージュとブラックと2種類のカラーバリエーションが展開されているので、お部屋の雰囲気に合わせて選べます。

  • サイズ:W245×H16×H28mm
  • 光源の種類:UV-LED対応
  • W数:36w
  • タイマー機能:あり
  • 電源:USB
  • リュミエラ 36W UVライトCX111S

    台座部分が取り外しできるスライド式トレイになっているので、作品をスムーズに出し入れできるのが便利。また、トレイはステンレスプレート仕様のため、効率よく光を反射できます。

    こちらはUVライトのため、使用するレジン液はUVレジン液を使うようにしましょう。

  • サイズ:25奥行き x 23幅 x 10高さ cm
  • 光源の種類:UV
  • W数:36w
  • タイマー機能:あり
  • 電源:コンセント
  • Faerie ネイルライト UV/LED 48w LEDライト

    ネイルライトとして販売されていますが、レジンクラフト用としても使えます。

    ディスプレイ付きタイマー機能が搭載されているので、硬化時間が確認しやすい仕様になっています。48wと高出力なので、スピーディーに硬化したい! という人におすすめです。

  • サイズ:20.3 x 20.5 x 10 cm
  • 光源の種類:UV-LED対応
  • W数:48w
  • タイマー機能:あり
  • 電源:コンセント
  • プチトル ペンライト 3W(ハンディライト)

    ペン型でとてもコンパクトなので、ハンディタイプのライトが気になるという方におすすめ。ハンディタイプは細かな部分の照射に使ったり、仮固定したりするなど、サブアイテムとして一つ持っておくと便利です。

  • サイズ:縦110×高さ17mm
  • 光源の種類:UV-LED対応
  • W数:3w
  • タイマー機能:あり
  • 電源:USB(type-c)
  • 【予算3,001円以上】

    本格的にやってみたい! という方は予算を気にせず選択肢に入れてみていいかも。商品によっては1万円を超えるものもあります。

    KIYOHARA(清原) スーパーレジンUVクリスタルランプ36W

    「レジンラボ」シリーズなど、レジンクラフト向けプロダクトを展開するほか、さまざまな手芸・クラフト用品を展開している清原(KIYOHARA)のレジンライトです。

    底面がスライド式になっていて、作品の出し入れもしやすいデザインとなっています。

  • サイズ:(幅)約21.8cm×(奥行)約24.8cm×(高さ)約10cm
  • 光源の種類:UV
  • W数:36w
  • タイマー機能:あり
  • 電源:コンセント
  • レジンクラフト用 UV-LED 硬化ライト

    クラフトレジンに特化したUV-LEDライト。48w / 72w と出力切り替えができるので、用途に合わせて使い分けができます。天板部分がフラットなので、レジン液や道具、製作途中の作品などが置けるのも便利。

    また、「蓋付きミラートレイシート」が付属されているので、ミラーでライトの光を反射して、効率的に硬化できるようになっています。お値段は約1万円と少し張りますが、サイズも大きめなので一度に沢山のレジン作品を作りたい! という方におすすめです。

  • サイズ:横幅28×奥行19.1×高さ11 cm
  • 光源の種類:UV-LED対応
  • W数:48w/72w
  • タイマー機能:あり
  • 電源:コンセント
  • 予算や作りたいものに合わせて硬化用ライトを選び、ハンドメイドを楽しもう

    レジンクラフトを楽しむうえで、レジンライトは欠かせないアイテムです。用途や予算に応じて、自分にぴったりのライトを選ぶことで、レジン制作がもっと楽しく、快適になります。まずは使いやすい1台から始めてみましょう!


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