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ソロキャンプの過ごし方。自由な時間に何をするか、年中キャンプ漬けな僕の楽しみ方をお伝えします

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ソロキャンプの過ごし方

ソレドコでソロキャンプの記事を連載しているライターのさくぽんです。ニュージーランドやフィンランドなど、世界中でもソロキャンプをしてしまうほどキャンプ好きな私が、自然の中、お一人様で自由気ままに楽しめるソロキャンプの世界へと皆さんを導いていきます。

6回に分けてソロキャンプについて紹介する本連載、5本目となる今回は、ソロキャンプで何をして過ごす?がテーマです。

何をして過ごす? といっても、ソロキャンプは「他人に迷惑をかけず、自然を傷つける行為をしなければ、基本何をしてもいい。その自由さが魅力」です(連載最初のこちらの記事でもお伝えした通り)。

しかし、これからソロキャンプを始める人にとっては「何をしてもいい! 自由だよ!」と伝えられても、「そもそも何をやっていいのかが分からない……」と思うのが現実ですよね。

自由なソロキャンプでは、もちろん過ごし方も人それぞれ。この記事では、私自身も楽しんでいるさまざまな過ごし方を詳しく紹介していきます。初めての(あるいは次の)ソロキャンプ、何をして過ごそう? という方にとって、ヒントになる内容が詰まっていると思いますよ!

今はまだソロキャンプに気軽に行けるタイミングではありませんが、いつか来るソロキャンプデビューに向けて、ソロキャンプで何をして過ごそうか、何をして非日常的な空間を楽しもうか、と妄想しながら記事を読み進めてみてください!

最初はキャンプ場までの道のりにワクワクして、一生懸命テントを張って、ご飯を食べて、キャンプって何気に忙しいなぁ……と思うことが多いのですが、慣れてくるとテントの設営やご飯の準備を手早く済ませられるようになり、意外と時間を持て余すのもソロキャンプあるあるです。慣れてきたキャンパーのみなさんにも参考になれば幸いです!

全6回の連載はこちら。概論→道具→移動手段→キャンプ場→過ごし方(この記事)と進み、最後はご飯の話です。ぜひ最後まで読み進めていただいて、ソロキャンプを始めてもらえると執筆冥利につきます!

【この連載について】
6回にわたって「ソロキャンプ」の魅力と始め方を解説する連載。これを全て読めば、ソロキャンプの準備はばっちりです!

過ごし方は大きく分けて3パターン

私や、他のソロキャンパーの多くがどんなふうに過ごしているか、いくつか紹介していきます。

大きく分けると、ソロキャンプの過ごし方は以下の3通りになります。

  • スタンダードに、キャンプ場での時間を充実させる
  • キャンプを宿泊手段とし、キャンプ場から飛び出してアクティビティを楽しむ
  • キャンプを宿泊手段とし、普段の旅行と変わらない過ごし方をする

それぞれに分けて、どんな過ごし方があるか見ていきましょう。

1. まずはスタンダードに。キャンプ場の中で過ごす楽しさを知ろう

まずは、キャンプ場内での過ごし方からです!

▷焚き火

ソロキャンプの楽しみ方、焚き火

「キャンプ=焚き火」と言う人がいるほど、キャンパーを魅了する焚き火。ソロキャンパーでも、キャンプをしている時間の多くを焚き火に費やす方も多いです。

好きな焚き火台を使って、薪を割り、細い枝を交えながら薪を組む。そして、火口(ほくち)をいれて着火。徐々に火が大きくなり「焚き火を育てる」感覚を楽しむ、なんて人も。

おこした火で暖を取ったり、それで調理をしたり、揺らめく炎をみながら自分との対話を楽しんだり、満天の星を楽しんだり。焚き火の魅力は、ここでは語り尽くせませんが、ソロキャンプをやったら一度は試していただきたいです!

▼焚き火について詳しく解説している記事もあります
初心者もできる「失敗しない焚き火のコツ」 火おこしの手順、薪の組み方、あると便利なキャンプ道具を、年中キャンプ漬けの僕が紹介

 

「焚き火台」を詳しく見る

 

▷ブッシュクラフト

ソロキャンプの楽しみ方、ブッシュクラフト

最小限の道具で、自然の中にある枝葉などを調達しながら、知恵をいかしてより自然に近いところで過ごす。その技術や知恵、スタイルをブッシュクラフトといいます。

例えば、着火剤を使わずに、枝を削って火口(ほくち)を作るフェザースティックや、枝をロープなどで縛ってケトルやダッチオーブンを吊るすトライポッドを作ったり、上級者は、ナイフと麻ヒモだけで簡易的な小屋やベッドを作ったりもします。

よりワイルドに、自然に近い距離でキャンプを楽しみたい人にオススメで、最近ソロキャンパーの中でも人気です。

ただし、キャンプ場によっては直火や生木の伐採などが禁止されている場合があるので、事前に確認するようにしましょう。

「キャンプ ナイフ」を詳しく見る
「麻ヒモ」を詳しく見る

▷コーヒー焙煎

ソロキャンプの楽しみ方、コーヒー焙煎。じっくり向き合って淹れた一杯は至福

キャンパーの中には、コーヒー好きな方が多い印象があります。コーヒーの粉にお湯を注ぎ、ふんわりと漂う良い香り。目の前には、キレイな湖や新緑が美しい木々、もしくは黄色と赤のコントラストが素晴らしい紅葉……そんな状況で飲む一杯は、コーヒー好きでなくても感動するかもしれません。インスタントコーヒーとは違った味わいで非日常も味わえます。

そんなキャンプでのコーヒーですが、豆を自分で挽いてドリップコーヒーを楽しむ人もいれば、生豆からコーヒー豆を焙煎することを楽しむ人も。生豆は、火を入れると豆の皮が爆ぜます。そのため自宅では後処理が面倒で、アウトドアの方が楽しみやすいため、キャンプでの遊びに最適。自分好みの煎り具合に仕上げていくのが楽しいですよ!

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▷燻製

ソロキャンプの楽しみ方、燻製

食材に燻製チップやウッドで香りをつける「燻製」。
もともとは保存性を高めるために用いられた調理法ですが、レジャーのキャンプでは、食材をより美味しく楽しむために燻製をします。

チーズやカマボコ、ナッツなどは、10分ほど燻すだけで驚くほどおいしくなって、お酒が進むこと間違いなし。燻製専用のポッド(鍋)もあれば、お試しで使えるダンボール製の燻製キットも販売されていますので、一度試しにやってみるのがオススメです。

僕的な燻製のポイントは「食材の表面についている水分をしっかりと拭き取ること」。失敗すると酸っぱくなってしまったりもするのですが、その失敗もまた次なる実験への楽しさになるのも燻製の面白いところ。上級者は、1週間ほどかけて自家製ベーコンを作る人もいますよ。燻製含む、キャンプ飯を極めるのも楽しいですね!

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▷インドア(漫画、映画、読書)

ソロキャンプの楽しみ方。読書や映画鑑賞などインドアな楽しみ方もオツなものです

焚き火やブッシュクラフトなどは、いかにも“キャンプ”な遊びでしたが、実は意外(?)なことに、キャンプでインドアな遊びを楽しんでいる人もたくさんいます。

かくいう僕もキャンプで本を読むのが好きな人間です。朝早く起きて気持ちのいい空気を身体にたくさん取り入れてする読書、ハンモックにゆられながら、テントの中でおこもりしながら、と人それぞれ、時々でその楽しみ方や感じ方が変わります。

キャンプだからといって、何か特別なことをする必要はありません。お気に入りの漫画が映画、本をあえて外で楽しむのもまた、家の中でするのとは違った感覚が得られます。

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2. キャンプを宿泊手段として、アウトドアアクティビティを楽しむ

お次は、キャンプ場の外に飛び出して、アウトドアアクティビティを楽しむという過ごし方を紹介します。

より自然に近い場所で宿泊できるキャンプだからこそ、アウトドアアクティビティへの入り口が近いのです。

▷登山

ソロキャンプの楽しみ方、キャンプ場から飛び出して登山へ

ソロキャンプをして日帰り登山を楽しむ、もしくは山のテント場でキャンプすることも。

登山口がキャンプ場になっている場所も全国にあります。そこで一泊して山頂を目指し、頂上でキャンプ道具を使ってラーメンを食べ、コーヒーを飲んで下山、なんてのも楽しいですよね。

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▷カヤック、SUPなどの水で遊ぶアクティビティ

ソロキャンプの楽しみ方、SUPなど水辺のアクティビティも

こちらもキャンプ+αで楽しめるアウトドアアクティビティ。湖畔のキャンプ場に泊まって、キャンプサイト近くから出発。ちなみにSUP(スタンドアップパドル・サーフィン)とは、上の写真のようにサーフボードをパドルで立ち漕ぎするアクティビティです。

キャンプ場のレンタル品を使って一人でのんびりと楽しむのもありですし、ツアーを企画しているところに参加し、しっかりレクチャーを受けて楽しむのもありです。もちろん、海や川でも楽しめますよ!

▷自転車、MTB(マウンテンバイク)

ソロキャンプの楽しみ方、自転車

キャンプ場にあるレンタルバイクを使ってMTB(マウンテンバイク)コースを楽しんだり、キャンプ場を飛び出して自転車に乗りながら街を楽しんだり。

ソロキャンプ記事第3弾でも紹介しましたが、自転車ならではの速度と走行距離だからこそ見つけることができる楽しさもたくさん。移動中にふらっと立ち寄ってみたくなるお店をはしごしながら過ごすのも楽しいひと時です。

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▷つり

ソロキャンプの楽しみ方、つり

釣り竿一本持って海や川に出て、その日のキャンプメシの材料を捕りに行く。そんなワイルドなアウトドア体験も、キャンプとつりを組み合わせるからこそできることのひとつ。

釣り上げた魚を塩焼きしてもおいしいし、ダッチオーブンやスキレットで煮込んでも最高です。キャンプ場の敷地内や周辺に管理釣り場があるキャンプ場もありますので、まずはレンタルセットを使って楽しむのもありですね。

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3. キャンプを宿泊手段として、普段の旅行と変わらないことをするのもアリ

最後に、アウトドアとは関係ないかもしれないけど、みんな普通にやっているソロキャンプでの過ごし方、あるいはソロキャンプ後の過ごし方についてご紹介します。

キャンプを宿泊の手段(ホテルなどの宿の代替手段)として考えて、普通に旅行を楽しむのもありですよ。

▷温泉めぐり

ソロキャンプでは温泉めぐりをしても楽しい

僕がソロキャンプへ行って、ほぼ100%することが、キャンプ場周辺にある温泉に入ることです。かつてキャンプ日本一周の旅に出ていた頃に地方の温泉の豊かさに驚愕。それ以降、温泉のないキャンプは、もはや僕の中ではキャンプではない!(というのはちょっと言い過ぎですが)と考えるほどに、僕の中ではキャンプと温泉が密な関係にあります。

キャンプ場は地方や自然の奥深くに多く、そんな場所には素敵な温泉があることもしばしば。

また、キャンプは、テントをたてて、テーブルやチェアを広げて、そして泊まったらそれを片付けて……と、意外に忙しく、慣れないうちは身体が疲れます。ぜひ、帰り際にゆっくりと温泉に入って、疲れをとってから帰宅するのがオススメです。

▷ご当地メシめぐり

ソロキャンプではご当地めしをめぐるのも楽しい

温泉同様に、地方ならではの楽しみ方の1つがご当地メシです。その土地の特産品を、キャンプ道具を使って楽しむのもよし、惣菜を買ってキャンプ場で舌鼓を打つのもいいでしょう。

キャンプ飯でいうと、北海道を旅していた時に、厚岸(あっけし)という街の特産品である牡蠣をダッチオーブンで蒸し焼きにして食べたのが忘れられません。

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▷景勝地めぐり

ソロキャンプの楽しみ方、景勝地めぐり。写真は奈良県天川村の息を呑むほど美しい川。
写真は奈良県天川村の息を呑むほど美しい川

しなやかでまるで細い糸のように水が流れ落ちる滝、どこまでもこの大地が続いているかと思うような高原、険しくも力強さを感じる山々、透き通った川の色。どれもキャンプをしながら僕が実際に見てきた景色です。それらを見ることでリフレッシュできたことは言わずもがな。自然の中で過ごす時間が長く、テントの中で眠ったからこそ、美しい自然などの感度が高まる気がします。

自由に行き先が決められるソロキャンプ。天候を見ながら絶景や景勝地を巡るのも、素敵な休日のワンシーンです。

 

まとめ

以上、ソロキャンプでの過ごし方、楽しみ方をキャンプ場内、場外での視点で切り分けて紹介しました。

ソロキャンプだからといって、何かアウトドアっぽいことを絶対にしなければいけないのかというと、決してそんなことはありません。自然の中でのんびりとインドアなことをして過ごすのもあり、ソロキャンプを宿泊の手段として、キャンプ場を飛び出して旅行を楽しむのもありです。

「ソロキャンプ=アウトドア」だから、絶対にアウトドアなことをやらなければいけないなんてこともありません。あまりキャンプに対するハードルを高くしてほしくないなと思うので、これらについても言及しました。

何度もいいますが、ソロキャンプは「他人に迷惑をかけず、自然を傷つける行為をしなければ、基本何をしてもいい。その自由さ」が魅力です。

キャンプ場内で焚き火をすることが楽しいと思うときもあれば、キャンプ場の外に出て遊ぶことが楽しいと感じる場合も。それはキャンプをする場所やタイミングによっても変わりますし、だからこそキャンプはどこまでも楽しめてしまう遊びなのです

今回ご紹介した遊びや過ごし方以外でも、あなたらしいソロキャンプの楽しさがあるかもしれませんよ

 

このシリーズも第5弾を迎えました。そろそろ皆さん「ソロキャンプの沼」に片足が入ってしまっているのではないでしょうか?

次はラスト! ソロキャンプ飯の話をします。お楽しみに!

【この連載について】
6回にわたって「ソロキャンプ」の魅力と始め方を解説する連載。これを全て読めば、ソロキャンプの準備はばっちりです!

著者:佐久間亮介(さくぽん)

佐久間亮介(さくぽん)

キャンプ場巡りをしながら日本一周したキャンパー。今までに泊まったキャンプ場の数は300ヵ所以上。キャンパーのための情報ブログを共同運営。月間最高80万PV。

Twitter:@sakumanx ブログ:https://camp-in-japan.com/ ソレドコ寄稿

 

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